パートナーが実家から自立してくれない

起こる出来事から知る あなたのスピリチュアルテーマ

「夫婦」や「家族」というのは、ひとつのチームです。

「パートナーが実家から自立してくれない」ということは、例えばあなたと結婚していたとしても、自分が生まれた方の家に「チームの一員としての所属意識」を持っているということを表しています。

その場合、あなたは相手の実家の中では、表向きはチームの一員だけれど、実は補欠的な立場に潜在的に見られているということでもあるのです。

「自分で所帯を持つ」ということは、今までのチーム(実家)から離れ、新しいチーム (家庭)を作り、そこを自分たちの心の拠り所、居場所として生きていくということ。

それができていないパートナーに対しては、ちょっと時間がかかるかもしれませんが、とにかく相手の育った環境をあなたが よく観察し、考慮していくことです。

特に私たち日本人は家と家との繋がりが強く、何歳になっても自分の実家が「家」で あり、新しく作った所帯は副次的な存在のような捉え方をしている人も多いようです。

しかし、これはスピリチュアル的に魂の成長をしていく上で、複雑で多くの問題を抱えてしまう傾向にあるのです。

どうすべきか 「パートナーが実家から自立してくれないと悩んでいる」ということは、あなたの中に「相手の実家に対して、否定か憧れの気持ちがある」ということを教えてくれています。

否定なのか憧れなのか、ご自身で探っていく必要があるでしょう。

そして、それが否定であれ憧れであれ、「自分の実家に対する感情を無意識に抑圧している」ということに通じていきます。

今のあなたのスピリチュアルなテーマは 「自分の実家に対する感情を吐き出すこと」です。

自分が育ってきた実家に対する様々な感情を吐き出せずにいるために、相手の実家に対するスタンスや実家自体に対して、ネガティブな感情が沸きあがってきてしまう、 いわば鏡のような役割をしてくれているのです。

あなた自身、自分の実家に対してどんな感情を抱いてきたか、家族の一人一人とどのような関わり方をしてきたかを再確認する時期にきているといえるかもしれません。

しかし、あなたが自分の実家との関わり方を再確認し、感情を吐き出せたからといって、パートナーが実家から自立できるとは限らないのが、この問題の複雑なところ。

パートナーに自立を促すには、「思い出話を語らせること」が効果的です。

子供時代の思い出や、両親との関わり方、楽かったことや悲しかったことなどを存分に話さてあげるのです。

この時、あなたは聞き役に徹してあげること。

責めるのではなく、相手の話を引き出すような形で質問をしてあげるとよいでしょう。

これは、実家との繋がりのエネルギーを吐き出す、一種のセラピーです。

出し切ってしまえば、あなたを自然と自分の家族、チームというように認めるようになっていくことでしょう。

また、新居の間取りやインテリア、家具などを一緒に選び、コーディネイトしていくというのも効果的です。

自分たちで作ったその家が「自分の居場所」という所属意識を持てるようになるのです。

「思い出話」と「新居のコーディネイト」を同時進行していくと、より相乗効果があるでしょう。